Lum'Co's Diary

興味の赴くままに生きています ウフ♡

アーイシテール アーイシテール ♪ ‐ vol.1

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5月の終わりに、とても大切な人が亡くなりました。

 

 

 

 

彼が静かに息を引き取ったのは・・・

▼・ェ・▼が外出先でボンヤリと青空を見上げながら、

待ち合わせしていた社用車を待っている時でした。

 

 

不思議な御縁

 導かれたような出逢い

以前勤めていたところを退職して、家でプラプラしていた頃。

派遣会社に登録して、面接で好感触だったにもかかわらず本決まりにならない日々。

 

 

その頃ママンが通院していた病院がとても混んでいて、

帰って来るとグッタリしながらいつもボヤいてたの。

 

 

▼・ェ・▼ 「そんな忙しいところなら、▼・ェ・▼が行って手伝ってくるよ!」

 

 

病院のスタッフ募集なんて、専門の派遣会社に登録しなきゃならないだろうし。

元々医療系の資格なんか何一つ持ってない▼・ェ・▼。

まぁ冗談で言ってました。

 

 

その数日後。

 

 

派遣会社からオファーの連絡が入って。

なんと募集先は、その病院でした!!‧˚₊*̥(∗*⁰͈꒨⁰͈)‧˚₊*̥

 

 

ママンと▼・ェ・▼大興奮!!!

当時は、「引き寄せた!」って大騒ぎしてましたww 

でも、引き寄せたんじゃなくて、導かれたんだなって今は思ってますん。

 

 

医療系じゃない、一般の派遣会社からの募集は、

後にも先にもこの時だけだったっていうのも、そう感じる理由の一つデス。

 

 

 積み重なる偶然 

面接をしてくれたのは、男性の主任と女性の副主任。

男性の主任は、若いのに偉そうな俺様全開なんだけど、とてもフランクな感じ。

当時は人の好き嫌いがめっちゃ激しい▼・ェ・▼だったんだけども、

不思議なことに、苦手意識は湧かず。

初めて会ったはずなのに、なんだか懐かしさすら感じるくらい。

もぉずっと前から知ってた人みたいな。

 

 

彼 「じゃぁ、来週からよろしく!」

 

 

たいしたやり取りも交わさないまま本決定に。

▼・ェ・▼を即採用決定してくれた俺様全開の主任さんが彼でした。

 

 

▼・ェ・▼の他にも4~5人、同じ会社から派遣されてたのだけど、

他の人達は、あっちこっちでお手伝い的なポジションを割り当てられていたのに、

▼・ェ・▼だけ係り担当が固定されて。

彼の席と手を伸ばせば届くくらいの細い通路を挟んで隣の席に座ることに。

 

 

クソ忙しい人なのに。

国民健康保険と社会保険の違いすらわからないレベルの▼・ェ・▼が困ってると、

すぐに気づいて、解りやすく教えてくれました。

そのおかげさまで、係り担当のお仕事もすぐに覚えることができました。

いつの間にか担当職員を差し置いて、▼・ェ・▼に一任させてもらえるくらいになった頃。

『派遣切りが決まったんだけれど、残ってくれないか?』っていうお話を頂けて。

▼・ェ・▼だけ非常勤職員として残してもらえるように稟議を通してもらえることになりました。

 

 

他愛のない会話を交わしていく内に。

彼の方が学年は上だったけれど、同じ小学校に通っていたことが発覚したり。

高校は違ったけれど、沿線は同じだったから

「もしかしたら駅とか電車で会ってたかもね!」みたいな話で盛り上がったり。

 

 

それ以外にも・・・

  • 動物占い:チータ
  • 血液型:A型
  • 細〇数子の占い:木星人+
  • and more

共通項が発覚するたんびに盛り上がってましたw

 

 

 神様レベルの懐の広さ

新しい病院がオープンすることが決まって。 

新病院のメインとして移動する女性の主任さんに気に入って頂けていた▼・ェ・▼。

正職員として、一緒に移動することが内定したっていうのに。

家庭の問題が勃発して、やむを得ず離職することになりました。

 

 

その問題もやっと片付いたあと。

あれだけ目をかけて頂いていたにも関わらず、

御迷惑をおかけしたことへのお詫びと。

かなり御心配をお掛けしてしまっていたので、

無事に終了した報告を兼ねて連絡を入れると・・・

 

 

彼 「おつかれさん、戻っておいで」

 

 

この人、ホントに神様なんじゃないかな!?

不義理をした▼・ェ・▼を再び迎え入れてくれました。

 

 

▼・ェ・▼が座っていた彼の隣の席は、

誰も座ることなく当時のままの状態でした。

その状態の机を見た瞬間、泣きそうになりました。

  

 

 肉親に近い感覚

人一倍努力家で、お仕事もバリバリこなして、どんどん上に上がっていく。

それは、自分の部下を守るため っていうのが一番の源。

 

 

神様レベルの懐の広さに、情の厚さ。

俺様全開かと思えば、涙もろくて。

長年お世話になったパートのおばちゃんが退職する時の言葉掛けの時にも、

喋ってる途中から感極まって泣いちゃったりw

 

 

お仕事が激務の期間は、壊れちゃうことも多くて。

 

「肩が凝って仕事できなーい 肩揉んでー」とか

「肘が痛くてPC打てなーい 湿布貼ってー」とか

甘えん坊大将軍になったかと思えば。

 

 

「俺、生まれ変わったらナマコになって日がな一日海の底に漂ってたぃ・・・

 ナマコになって、▼・ェ・▼に踏まれたぃ*1。」

なんて、意味不明なことを口走ったりwww

 

 

大勢がいるところでは、俺様全開で饒舌なのに。

二人っきりになると口数が少なくなって、

▼・ェ・▼の話しをニコニコしながら相槌打ってるだけのことが多いとか。

 

 

全てのギャップが堪らない!

 

 

彼には、▼・ェ・▼と同い年の妹がいるからね。

きっと、妹みたいな感覚で接してくれてたんだろうと思う。

 

 

▼・ェ・▼も。

上司として、世界で一番尊敬してた。

一人の男性というよりも、お父さんみたいな、お兄ちゃんみたいな感覚。

 

 

それは、生まれてくることができなかったお兄ちゃんがいた話しを聞いたりとか

父親に恵まれなかったっていう思いもあったからかな。

頼り甲斐があって、お仕事もできて、優しくて、ユーモアたっぷり。

理想のお父さん、お兄ちゃん的な慕いがあったんだと思う。

  

 

身体を蝕んでいく病

生き急いでた

▼・ェ・▼が離職している間に、既に発病していることが発覚した彼。

気力で抑えていたのか、進行は緩やかだったけれど。

切っても切っても・・・

しばらくすると再発してしまう。

 

 

役職が上がる ⇒ 増々激務になる ⇒ 再発でオペ

思い返せば、その繰り返しだった。

 

 

その頃には、別の部署へ移動してしまっていた彼。

もぉ手を伸ばせば届く距離にはいなかったけれど、

毎日のように様子見で顔を出してくれていた。

 

 

元々色白さんなのに、血の気が引いて青白い顔。

がっしりした体格だったのに、オーダースーツが借り物のようになってしまった。

 

 

何度目かの入院で、病室へお見舞いに行ったとき。

半身を起こして、ボンヤリと視線を宙に漂わせていた彼。

▼・ェ・▼に気付いた瞬間に見せてくれた彼のユルイ笑顔。

まるで昨日のコトのように覚えてる。

 

 

▼・ェ・▼ 「しばらく、ゆっくり休んだら・・・?」

 

 

彼がそんな選択をしないとわかってて言う。

 

 

彼 「大丈夫だよw」

 

▼・ェ・▼ 「せめて1ヶ月くらいでも・・・」

 

彼 「ダーメ。 俺じゃなきゃ、お前ら守れねーだろ?w」

 

 

わかってるよ。

周りの専門職からゴミ虫扱いされていた頃の事務から昇りつめた彼だから。

いつも 周りと同じように価値がある存在 で在るように、事務部門を守ってくれていた。

今のような扱いを受けられるようになっているのは、

大袈裟な話じゃなくて、本当に彼が長年かけて培ってきてくれた御陰様。

 

 

彼 「まだまだやんなきゃなんねーこといっぱいあんだよw

   ・・・時間がたんねーなぁ・・・」

 

 

ボソリと呟いた言葉に、何も返せなかった。

 

 

彼 「変な顔してんぞ!www」

 

 

▼・ェ・▼の頭をワシャワシャ撫で繰り回して、彼は笑った。

きっと本当に酷い顔をしてたんだと思う。

 

 

初めて逢った時から。

いつでも全力で仕事して、全力で遊んで、全力で笑って、全力で怒って。

まるで生き急いでるような印象を受けてた。 

この頃は、ラストスパートをかけている様に感じた。

 

 

そろそろ準備を・・・

  

外出先でボンヤリと空を眺めていたときのこと。
突然・・・

▼・ェ・▼『あぁ・・・、そろそろ死ぬ準備しとかないとなぁ・・・』

そんな思考が浮かんで。

 

上の日記に書いていたことは、去年の夏頃のお話し。 

秋が深まる頃、とうとう他の臓器や骨にまで転移が広がり、

余命宣告を受けたらしいということを伝え聞いた。 

 

 

今年に入ってからは、姿を見かけるのも稀になった。

 

 

彼 「変な顔してんぞw」

 

 

たまに会うと、そう言いながら▼・ェ・▼の頭を撫でた。

最後の言葉も コレ とかさ。

どーなのよ。 (。・ˇ_ˇ・。)ムゥ…

でも、彼らしいとも思う。

 

 

体力が限界になって、自宅療養に入ってしまった。

それでも、彼が病院にとって大事な人であることは経営陣も理解してたからかな。

彼の後任がいないこともあいまって、

最期の最期まで電話やメールで仕事を続けてた。

 

 

そして。

 

 

自分が死んだあとの手配も。

残った人がパニックにならないように、全ての手配を事細かに残してくれてた。

本当に彼らしいと思った。

 

 

 

長くなったので、次回に続きます!

 

 

 

 

今回は、この辺でお終いです。

最後までお付き合いくださいまして、ありがとうございました。

全ては体験するために在る。

どなたさまも素晴らしい日々を!

 

 

必要な言葉が

必要な人に

必要な時に届きますように

愛と祝福を込めて♡ *ଘ(੭*ˊᵕˋ)੭* ੈ✩‧₊˚

 

゚*。.ღ ⊹⊱ 𝔏𝔬𝔳𝔢 & 𝔅𝔩𝔢𝔰𝔰 𝔶𝔬𝔲 ⊰⊹ ღ.。*゚

𝔱𝔥𝔞𝔫𝔨 𝔶𝔬𝔲.

𝔦 𝔩𝔬𝔳𝔢 𝔶𝔬𝔲.

 

 

*1:書いてて思い出したけど、昔グァムの海でナマコ踏んづけて「ウワァァァ!」ってなったことがあったけど、そんな話を彼にしたことない